本藍染は、自然の悠久の輪廻、四季のうつろいの中で、毎年季節ごとの作業が繰り返される。藍染に関わる全てのものに目を配ることにこだわって、原料藍、自生椿の灰、地下水そのほか必要なもの全て自前を通し、初代から受け継いだ道具を大切に使い続けている。様々な素材を、季節や天然藍との相性など、地元風土に合った体が受け継ぎ覚える技法で鮮やかに染め分ける。
100年以上、地元の紺屋(藍染屋)として、藍の栽培からすくも(原料藍)づくり、藍建まで昔ながらの藍甕で伝統の技法ひとすじに守り、現在の森義男は4代目。
先代と現当主は、桂離宮の茶室琴松亭の2度の修復にそれぞれ関わって襖・壁紙修復用の市松藍染紙の和紙藍染をおこなう国文化財保存技術保持者です。 |