家庭でオイルマッサージ |
オイルマッサージは、皮膚に潤いと栄養を与え滑らかにして、筋膜をほぐし、血液が静脈から心臓にもどる流れやリンパの循環を促して、身体の組織を活発にする効果があります。そして、心をリラックスさせて
心地よい眠りに誘います。 マッサージオイルを通して ご自身の、そして親しい方の身体をいたわってください。 |
●マッサージオイルは洗い流さず、肌にそのまま馴染ませます 時間がたつと、オイルが皮膚に吸収されて不思議にさらさらになっています ●オイルマッサージはお風呂上りが効果的です お風呂上りの身体は血行が良くなっています 皮膚もお湯につかってやわらかくなり、オイルの成分を吸収しやすくなっています ●心臓に向かって下から上にマッサージします 「腕」や「足」のマッサージは、はじめに【左】、次に【右】です 「ひじ」から「肩」へ、「ひじ」、その後「手」から「ひじ」、さらに「手」へと、 末端から上部の方向におこないます ●水分補給をお忘れなく 水分はからだのリフレッシュと疲労回復に役立ちます オイルマッサージは体内の疲労物質や、老廃物を体の外に出す効果があります マッサージ後に水分をとっておくと、翌朝の尿とともに老廃物が出ていってくれます ●オイルマッサージを避けたほうが良い場合 オイルマッサージは、基本的にはいつでも誰でもおこなえます ただし、妊娠中の方は香りのエッセンシャルオイルの種類によっては使えない場合があります |
■自分ひとりでできる 簡単なオイルマッサージ | |
1.湯上り後、身体を拭ってから、肌にいきわたる適量のオイルを手にとり、 腕、肩や脚(顔以外の部分)にサーッと広げます オイルマッサージは筋肉の疲れをとり血行をよくするので、いちばん効果を実感できるのは肩や脚 特にふくらはぎは良いみたいです 肩だけオイルを塗っても、効果は全身に及びます ★この時、“疲れ”や“むくみ”をほぐすために、リンパに沿って脚や腕や鎖骨あたりを少し痛気持ち良いくらいに 押すのも良いです リンパに溜まった老廃物を流すように、心臓に向かって下から上に 同様に半身浴をする前、代謝を上げるために同じようにリンパマッサージをするのも良いです 2.体が冷えないうちに何かをはおってそのまま休憩します(そのままパジャマを着ても大丈夫) 身体がぽかぽかなのに、オイルの効果で、スーッと爽やかな感覚につつまれます 翌朝にはオイルがすっかり皮膚に吸収されて不思議にサラサラになっています |
■大切な家族にオイルマッサージ |
親しい人、信頼する人にしてもらうマッサージは、「良くなる」「良くしてあげたい」思いが身体を呼び覚まして潜在エネルギーをかきたてて強めてくれます。心のこもった指先や手からオイルを通して皮膚にいきわたり、血行を良くし毛穴を緩めて老廃物の排泄を促します。 |
◆マッサージの方法 1.マッサージは、首と頭以外は一般的に、下から上方向へ心臓に向かっておこないます 「腕」や「足」のマッサージは、はじめに、【左腕】の「ひじ」→「肩」へ 次に「ひじ」、その後「手首」→「ひじ」、さらに「指」→「手」へと末端から上部関節に上方向におこないます その後に同様に【右腕】をマッサージします 2.オイルを十分に使って皮膚を滑らかにしておきます 少なすぎると皮膚に負担をかけ過ぎる弊害があります 多すぎても負担をかけて思わぬ弊害が生じることもあるので、余分なオイルはタオルやティッシュで拭いとります 3.先ず「腕」をマッサージします 腕は身体の他の部分に比べてあまり敏感ではないので、はじめは左腕から次に右腕 4.擦(さす)る動きは、はじめは軽く、繰り返すにつれて圧力を加えていき、最後はまた やわらかい動きで終了します 5.ゆっくりしたテンポがリラックスできます 目安は、1分間に60〜90回ほど 6.マッサージをする相手に注意深く接することが大切です 身体をさわって、熱い/冷たい、硬直している箇所、痛み、極端に敏感な部分などがある場合には 何らかの疾患があるかも このような場合は、勝手に判断しないで医師に相談してください ★オイルマッサージはお風呂上りが効果的です お風呂上りの身体は、血行がよくなり皮膚もお湯につかってやわらかくなって、 オイルの成分を吸収しやすくなっています ◆手の動かし方 【擦(さす)る】 マッサージの一般的な動きは「擦(さす)る」です 「擦(さす)る」マッサージには、血液が心臓へもどる静脈の流れやリンパの循環また 身体の様々な組織を活発にする効果があります さらに、気持ちをリラックスさせて安らかな眠りを誘います 擦(さす)る方法には、指を閉じ・開いて、指先や部分・手のひら全体で、また四肢を握り包むようになどがあり、 長く・短く・断続的に、また圧力も軽く・中くらい・重くと、使い分けておこないます 【揉(も)む】 神経、血管、腺に作用し、血液とリンパの流れを活発にして毒素の排せつを促します ・右手は時計方向に小さく円を描き、左手は時計の反対周りに小さく円を描き、常に中心から上方向・外側へ 円を描くように動かします ・身体をマッサージしながら部位を移動するときもこのやり方を変えません ・圧力は親指でかけます 【転がす】 脚や腕を、手のひらを伸ばして平らにした両手で挟み、パン生地やねん土で紐を作るように上方に向かって コロコロ転がすようにします 【絞(しぼ)る】 腕や腰などを両手でにぎり、右手は手前に、左手は向こう側に押し出すように、タオルを絞るイメージで絞ります 身体の両脇をマッサージする時にも多く用いられます 他に【圧迫する】、【叩(たた)く】など |
-ひまし油の使い方- |